うちの夫はすぐ怒る。
ご飯の味が好みじゃない→怒る。
物を落として傷がついた→怒る。
前の車の運転が下手→怒る。
怒ってる人と一緒に過ごすストレス(気苦労?)も、ちょっとは考えて欲しいものです。
どうして怒るの?
今回は、夫が怒るパターンから、原因と対処法を考えたアンガーマネジメントの話です。
Contents
夫が怒るパターンを分析してみる
夫が怒る、すぐキレるパターンをまとめてみると、こんな感じ。
自分の失敗にキレる夫
ささいな失敗にキレることが多い夫。
- 着ているニットを何かに引っ掛けてピロっと毛糸が出てしまった
- はさみを滑らせて壁に傷をつけてしまった
- リモコンが反応しない
そんな状況になると、
「ぁんだよ!」「…ハァー(怒りのこもった溜息)」
明らかに顔が不機嫌になる。
自分の失敗で自分に機嫌が悪くなるパターン。
それだけならまだいいのだけど、物に当たる事もありまして。
こないだは自分で購入したBlu-rayのパッケージがうまく開かなかったのか傷がついてしまったようで、するとそのパッケージを
バシーン!
と床に投げつけたんですよね。(絨毯敷いてるとこでしたけど)
こっちは目が点です。
余計傷がつくよね?
普通、自分のミスなら、ショックを受けて落ち込むとか悲しい気持ちになるとか、反省するとか…。
物に当たるとか、本当に理解ができない。
当然だけど私のミスにも怒る
なにかをこぼしたり落としたり、私も失敗はします。人間だもの。
テーブルにドレッシングをこぼしたとか、買い忘れとか。
そんなに夫には影響しない事なんです。
何かをこぼしても掃除するのは私だし。
夫の服とかならわかるけれど、テーブルや床を汚したくらいで怒らなくてもよくないじゃないですか。
あと、わたしが物を落としたりして「ギャー!」ってなった時も、「何?何なんだよ?」とキレる。
まずは心配してくれないかなぁ…
アドバイスは否定。意見されると怒る夫
数年前に突然、ファッション雑誌を定期購入するようになってから、夫のファッションセンスはちょっと残念な方向にシフトしつつあります。
自分に合ってない流行りを取り入れる傾向にある。
モデルのように若くてスタイルもいいならその恰好はアリだけど、いかついアナタの体形でそれ着たらバランス悪いんだってば。
一緒に歩きたくない!
そんな服装をされた時にはさすがと「それで行くの?」と言いたくもなる。
というか、実際に言ったこともあります。
が、案の定機嫌が悪くなる。
そりゃ、自分のファッションを否定されたら恥ずかしいし、「ムッ」とするのもわかりますが、余裕あるときは「これ、どうかな?」と着こなしジャッジ求めてくるのは夫自身なんですよね。
眉毛整えすぎるのも、いい加減時代にも年齢にも合わないから「自然にしたら?」というとキレる。
意に沿わないアドバイスは夫にしてみれば否定でしかないから怒る。
付き合う前は、好きになってもらおうと必死になるのに、結婚したら嫌われるのを気にしなくなるのって、すごいなと思ってしまう。
運転中に怒りやすい夫
夫の車の運転は上手いと思うのだけど、周りに対するジャッジが厳しい。
前の車のスピードが遅いとイライラ。
ウインカーを出すタイミングなどがわかりずらいと、「何がしたいんだよ(怒)」。
いや、自分だって知らない道とかだったら、「こっち…じゃなくてこっちか」みたいな事ってあるじゃない。
妊婦さんが乗ってるのかもしれないじゃない。子供が車酔いしそうなのかもしれないじゃない。
イライラしたところで状況は変わらないのに。
結婚してしばらくはそんなの見せたこともなかったんですけど、本性はそうだったのか、と残念でなりません。
(私の父もすぐイライラするタイプなので、そんな人とは結婚しない、と思ってたはずなんですが…)
自分の思い通りにならないと怒る夫
ご飯の味が自分の好みじゃなかった、ハンバーグの固さが自分の好みじゃなかった、おかずの組み合わせが自分の好みじゃなかった…
食事のことで怒るのはしょっちゅう。
花火大会とかのイベント渋滞にもすぐ怒る。駐車場に空きがないとキレる。
だったらなぜ行くの…
夫がすぐ怒る原因に対処方法ってあるの…?
夫がすぐ怒るのは、
- 自分の思い通りにならない
- 不安を感じている
- プライドが高い
- 頑固・細かい性格
という原因があるのはわかるけれど、これって治すことなんかできるもの…?
御年50歳の性格を変えるなんて、とてもじゃないけど、できそうもない。
夫自身も、半分くらいは「怒ってるつもりはない」のだそう。
(顔にめっちゃでてるのに)
となると、自分が変わるしかないんですよね。不本意ながら。
夫を怒らせない対処法(アンガーマネジメント)
夫が怒る理由に納得いかないことも多いんですが、かといって常に怒るような人といるのはストレス。
それなら割り切って怒らせないようにしたほうが快適に過ごせるかな、と。
そのために私が夫を怒らせないために気を付けてること。
夫の意見を否定しない
夫の意見に「それは違うんじゃない?」と思うことがあっても、基本的にはスルー。
「そうなんだ」と受け流します。
(話を聞かないのはNG。後々「言った」「聞いてない」のバトルに発展するので)
褒める&もしかして理論
前の車に夫がイライラしだした時は、
「わかるけど、○○(夫の名前)のほうが運転上手いんだから、対応してあげてー?」
「わかるよ、さすがとこの運転は遅い。でも、こんな田舎で車がなかったら生活できないもん。急いで運転して事故って死んじゃったら可哀想でしょ?」
(相手の方、知らないところでけなしてごめんなさい)
相手にはなんらかの事情があるんだよ。できるこっち(夫)が譲ってあげようよ、的な。(はー、面倒)
私はあの時怒らなかったのに…
あるとき、夫の買ったプリンを、私がうっかり落としてしまったことがありました。(レジ袋にパッケージのシールがくっついてた不慮の事故)
プリンの上にたっぷり乗っていたクリームが蓋のほうにくっついてしまったのを見た夫は怒って、「もうそんなプリンは食べられない!」
ここで私が出したカード。
「この前、私のお肉を(水の入った)コップに落した時、私は怒らずにそれを食べたのに…。わざとやったんじゃないって判るから怒らなかったのにな…(と悲しそうなフリをする)」
黙ってプリン食べました。笑
ぴしゃりと言う
たまにあるのが、私の意見を夫が先に否定したのに、それを否定した私に「なんで俺の意見を否定するんだ!」と怒ること。
夫の意見が先の時には基本スルーだけど、こういう時は「お互い様だよね!?」とぴしゃりと言う。
※意外と効いたのでびっくりしたけど、それに逆ギレするパターンの人もいるだろうから、真似するのはおすすめしません。
イライラしない、ネチネチ言わない
夫婦は鏡というけれど、ほんと夫は、私が怒ると自分も怒る。
こっちがイライラすると、むこうもイライラするんですよね。
(いやいや、自分が悪いときは謝り倒してよ、と内心思うんですけど)
結果いいこと何にもなし。
でも早くお風呂入って欲しいとか、早く寝よう、とかどうしても言いたいことは我慢せずに言うけど、ネチネチ言わないように気を付けてはいます。
今となっては諦めの境地なので、我慢できるんですけどね。
諦めたら楽になった…アンガーマネジメントのすすめ
今までは、夫がすぐ怒ることにカチンときてたし、運転中のイライラとかほんとに呆れてました。
でも離婚を決めたら、どうでもよくなっちゃうんですよね。
100%ではないけれど、多少のことには目をつぶれるようになる。
意見したくなっても、ぐっと飲み込めるようになる。
結果、ケンカにならなくなる、放って置ける。
アンガーマネジメントというそうなのですが、「しょうがないことは割り切る」「こうすべき、という考えを捨てる」と、怒りの衝動に駆られることがなくなるみたい。
アンガーマネジメントとは
1970年代にアメリカで生まれたとされている怒りの感情と上手に付き合うための心理教育、心理トレーニング。
怒らないことを目的とするのではなく、怒る必要のあることは上手に怒れ、怒る必要のないことは怒らなくて済むようになることを目標としています。
引用元:日本アンガーマネジメント協会
まぁ、できたら夫にアンガーマネジメントを身につけて欲しいところなんですけど。
離婚したくない、夫との関係を改善したい、という方は夫婦でアンガーマネジメントについて話し合ってみるのも一つの方法なのかもしれないですね。
↓すぐキレる夫を変えた、さるころさんのエッセイ漫画です。