41歳子供なし、離活中の転勤妻の身ですが、「離婚する」と思うのは簡単でも、これから先の人生を女ひとりで生きていくと思うと、全く不安を感じないかといったら嘘になります。
収入面は当然ながらクリアしなければいけない問題ですが、金銭面以外でもひとりで生きる苦労や必要な覚悟ってあると思うんですよね。
もっとも、40代で独身だったりや離婚歴があるからって、今後「1人で生きる」なんて決意しなくてもいいと思ってます。
人生なにがあるかわからない。
それでも。
逆をいえば、家族がいても、これからの人生で「1人で生活する状況になる」可能性は誰にだってあります。
ひとりで生活することになった時、老後まで見据えた必要な覚悟、どんな現実問題があると思いますか?
Contents
女ひとりで生きる覚悟とは
女性だからって、「ひとりで生きていく」ことが難しいという時代でもなくなってきている、と聞きます。
だからといって、悠々自適なおひとりらいふを満喫できるかといったらそれも簡単なことじゃないのが現実ってものですよね。
仕事や金銭面の不安
総務省の「労働力調査年報(2017統計)」では、60~64歳の女性就業率は約5割、65~69歳で約3割、将来的には70歳まで働くことがスタンダードになるだろうという見解も。
昔に比べたら、そりゃ女性も働きやすくなったことでしょう。
でもこの統計結果って、ずっと同じ職場で定年まで働いてる女性の割合ではないんじゃないかなって思うんですよね。
地方では働ける職種や賃金だって限られます。資格の有無で格差もでます。
得意不得意、向き不向きもありますよね。
少しでも若いうちに、できるうちにできることをやっておかないと、いつ大きなツケが回ってくるかわかったもんじゃありません。
収入を増やし、無駄な支出を削るスキルを身につけるのは必須です。
病気や健康面の不安
40代でも20代の頃に比べたら体力の衰えを感じざるを得ないのに、70歳まで健康維持できるかという不安。
病気やケガをしても、1人でなんとかしなきゃいけない。
とはいっても、結婚してる今でも、病気やケガをしたからって夫が面倒をみてくれることはなかったので、そこは逆に1人のほうが家事などをサボっても怒られることもないし、楽な面もあるのかも?
病院に行く必要があるような場合に、車を出してくれる人がいないのはちょっと困るかな…。
男手がない不安
重い物の移動や高い場所の作業、苦手な虫退治…。
男手が欲しい時ってやっぱりあると思います。
でもそれも、頼れる男なら、の話。
夫は虫ダメだし、配線とかも逆にこだわりすぎて面倒だったし、ギックリ腰をやってるので重い物を持たせるのは不安だったし、電球交換は椅子使って自分でできるし。
家を建てるわけでもなきゃ、ほんとに男手が必要なことって、そうそうないです。笑
子供がいないからっていうのもありますけどね。
防犯の不安・夜の怖さ
年齢が上がれば、ストーカーなど女性特有の被害率も下がるとはいえ、ゼロではないし、ひったくりやあおり運転など、男性・女性問わない犯罪被害だってあります。
治安のよい場所に住む、周囲に目を配る、自分から敵を作らない。
気を付けるに越したことはありませんね。
また、ひとりの夜ってやっぱり怖いことってあります。
怖いのに見ちゃうホラー映画とか。(←見なきゃいいのに)
誰かがいるのといないのとでは、やっぱり家の中の雰囲気って違うんですよね。
あ、でも夫が怖い夢を見たらしい時の寝言(唸り声みたいなの)はもっと怖いから、やっぱりひとりのほうがいいのか。笑
ホラー映画に使えそうな「…うぉおおおぁぁああ!!!」って大声あげるもんね。怖いよー
おひとり老後の現実問題
心理的に寂しいとか、ちょっと困ることくらいならなんとかなるんですが、これが老後のおひとり暮らしとなると解決が難しいこともでてきます。
賃貸物件の審査が通りにくくなる
老後、これまで住んできた物件では生活が不便になることもあります。
スーパーまでが遠い、部屋が広すぎる、家賃が維持できない、段差など間取りが不便…。
部屋を住み替えたいとなった時、高齢者は家賃回収が難しいと判断されて賃貸物件の審査が通りにくくなります。
実家に住めるならいいですが、そうでなければ終の棲家、あるいは施設への入居計画なども早々に考えておく必要があります。
入院や手術になった際の保証人がいない
高齢になると、病気やケガのリスクも増えますが、入院や手術となると保証人が必要です。
頼めるような親戚付き合いなどがなければ、有料の代行サービスに依頼せざるを得なくなる可能性も。
老人ホームへの入居も同様です。
「ひとりで生きていける」のは、健康ならという条件がつくということ、肝に銘じておきたいですね。
ペットが飼えない
「ひとり」は楽しい反面、「独り」は寂しいことだって正直あるだろうと思います。
今は猫がいるから寂しくない。でも年を取ってなお、動物と一緒に暮らすにはリスクがあります。
飼い主よりペットが長生きするのは酷なこと。
実際、高齢者には保護犬や保護猫の引き取り許可がでないことも普通です。
ほんとうの「ひとりで生きる」とは
家に住み、衣類を羽織って、食事をとる。
生活のどこを切り取っても、必ずどこかに他人の功績があります。
人は「ひとりでは生きていけない」生き物。
裸一貫サバイバルができる人間なんてそういませんよね。
あまり頑なに「ひとりで生きる」と決意しなくても、「ひとりを楽しんで」暮らしたほうが楽じゃないですか?
人との付き合いを拒む必要はないし、結婚しなくても誰かと繋がることはできるし。
義母も叔母も旦那様と死別していますが、遠方の子や孫だけではなく、近くの兄妹や友人との繋がりがあるから楽しくさせてもらってるといいます。
本当のひとりになった時、寂しくないと言える自信は私にはないです。
それでも今より前向きで自由な生活を手に入れたいし、老後の準備もしていきたいから、それなりの覚悟や知識は必要。
快適な「おひとりらいふ」のためにできること、これからも模索していきますね!